土肥実平と城願寺
おかみの会で湯河原の名所巡りをしました。
同行してくれたのは、観光ボランティアの杉本さんです。
杉本さんに説明していただき、「へぇ~!そうだったの!?」ということがいろいろありました。
湯河原駅前に鎌倉時代の武将・土肥実平とその妻の像があります。
ここは、土肥実平(どいのさねひら)の館趾です。
実平は源頼朝の武将で、湯河原に住んでいました。
頼朝は平家打倒の旗揚げをしましたが、石橋山の合戦(小田原)で敗れてしまい、湯河原に逃れます。
その時に頼朝を助けたのが、土肥実平です。
源平合戦では脇役の実平ですが、重要な役目を果たしていたわけです。
(^^)v
駅のバスロータリー横の坂を登り、城願寺へ向かいました。
城願寺は実平の菩提寺です。
山門を上ると、樹齢830年の『ビャクシンの木』があります。
実平の時代に植えられた木が、見事な大木に成長しています。
その『ビャクシンの木』の横には『七騎堂』、頼朝の七武将の像が安置されています。
謡曲をなさる方はよくご存知みたいですね。
土肥実平は修験者だったので、全国各地に足跡があり、小早川家(関ケ原の合戦の小早川秀秋は養子)は実平の子孫です。
なんか難しい話になりそうですが、なかなか奥が深いです。
観光ボランティアの杉本さんが流石に詳しくて、お話が興味深いです。
来年の大河ドラマは松山ケンイチさん主演の平清盛ですから、土肥実平も登場するのではないかと、期待してます。